災い転じて巫女とナース
僕は恋愛に向いていない。
以前ブログに書いた通りだ。
恋愛はさておき、結婚ではどうか?
結婚の方が難易度上がるじゃんバカなの?と言いたくなる気持ちは解る。
だが待ってほしい、恋愛と結婚は全然別のものなのだ。
好きな相手でなければ結婚できない訳ではないのだ。
もっと言うと、好きで好きでたまらない相手とでなくとも結婚できるということだ。
今は好きでなくても、付き合ってみれば好きになるかもしれない。
身も蓋もないが、敷居を下げてみよう、ということである。
だが、誰でも彼でもよいとすると、また広義になってしまう。
もっとゆるい縛りで決め事、条件をつけるならばなにか。
僕の結婚相手の条件のひとつは「ごはんを美味しく食べられるひと」だ。
ここで言うごはんとはお米のことでなく、食事という意味だ。
僕は食事を楽しむことが苦手である。
というのも、実家のごはんが美味しくなかったのだ。
僕の実家の食事は、基本的に家族が揃う。
家族アレルギーの僕にとって、それはめちゃくちゃ居心地が悪かった。
なので、空腹にならないってだけの量をかっ込んで、自分の部屋に引きこもってしまっていた。
今にして思えば、全く味なんてしてなかったのではないか。
あと単純に母親の料理が下手で不味かったということもある。
カレーをまずく作れるのだ。恐ろしい味覚の持ち主であった。
僕や姉が味の不満を漏らすと、舌が肥えている、と嫌味を言われる。
災い転じて福となすだが、そのお陰で大概のものは美味しく食べられる。
あとめちゃくちゃ早くものを食べられる。
なので1人だと食事の楽しみ方がわからないので、テレビを見ながらでないと食事ができないのだ。
という訳で僕は、一緒に食卓を囲いたい人かどうか、という視点を大事にしたい。
好き嫌いをあまりしない、ということにもつながるが。
恋愛も不得手なことだし、しばらくはごはんを一緒に食べるご飯友達を探すことにする。