人生なんてひつまぶし
楽しんで生きていきたいもんです。
これには万人が同意をしてくれるだろう。
なんの見返りも無く、過酷な道を歩みたい人はほとんど居ないからだ。
だが、「楽しい仕事がしたい」だと「仕事とは辛く、苦しいものだ。楽しい仕事なんて無いんだよ」と言う人が出てきそうである。
実際、仕事をしている人で「仕事が楽しみなんだ」という人はあまり居ない気がする。
この資本主義社会の現代日本では「生きること」と「仕事をする」ということはイコールで繋がれる。
ならば、「楽しく生きる」と「楽しく仕事をする」というのが同じことなのではないか。
「楽しい」と「楽をする」が同じ漢字を使うため意味を混同してるのではないか。
楽をしたい、だと全然話は変わってくる。
楽なことは一見よいことのように思えるが、そんなことはない。
安易な道を選ぶと人は堕落する。
遊ぶ金欲しさに銀行強盗を働く人間は安易さを求め、働きたくない→だけどお金は欲しい、という思考回路になるからだろう。
止むに止まれぬ事情がある人もいるのかもしれないが、多くは無いだろう。
さらに「安易さ」はすぐに「退屈さ」に変わるものだと思う。
ずっと休みがある生活をどう思うだろう。
僕はずっと休みなら良いなあと思ったことが何度もある。
だが実際、仕事がなく、ずっと休みというものをしばらく味わっているが、めちゃくちゃ暇なのである。
さらに時間がある、ということは不安感を募らせる。
将来の不安、健康の不安、人からどう思われているか、そのうち生きる意味とは?のような漠然としたものに変わってゆく。
考えなくてもいいことまで考えてしまうようにもなる。
実際、あまり忙しくなかった昔の哲学家なんかは、考えすぎて鬱状態になったり自殺してしまったりしている人も多い。
今の日本は働きすぎだと言われているが、度が過ぎなければそれも良いのだろう。
まあ度が過ぎてるから問題になっているのだろうけども。
僕は人生を死ぬまでの暇潰しだと考えている。
なので、どうせ同じ暇潰しなら楽しい方がいいだろう、と思うのだ。
まだその暇潰し方法は探せていないが、気長にやる予定です。
まあお金が無いという不安は消えませんが。