恥しらざーの備忘録

恥知らずな僕が日々で悩んだことを書いています。

読書ーズハイ

時間があるとくよくよ悩むという習性を持つ僕にとって暇は敵である。

なんとか時間を潰したい、だがお金はない。

そこで本を借りてきて読もう、と考えた。

 

ただ、僕は活字が読めない。

正確には本を読むのが嫌いだった。

 

僕が何かを嫌いになる原因には家族が絡んでいる事が多い。

姉は僕より学校の成績が良かった。

というか学年でもトップクラスであり、特に努力せずに好成績を修めていた。

そんな姉は僕が成績が悪いことを「本を読んでないからだ」とし、僕は半ば強制的に本を読ませられた。

こうして本を嫌いになる少年が一人出来上がったのだった。

ここでも家族アレルギーが出ていた。

 

しかしやり方は間違っていたものの、本と教育は全くの無関係だろうか。

僕の周りでも頭のいい人間は本を読んでいる事が多かった。

本を読むことには如何ほどの価値があるのだろう。

その価値を調べるためには自ら本を読むのが手っ取り早いだろう。

 

数少ない友人の1人である高円寺が本を大量に所持していたので高円寺と連絡を取り、何冊か本を借りたのだった。

高円寺とは僕の後輩であり、駅名・地名ではない。

 

先週は5冊、今週は1冊本を読んだ。

内訳はエッセイ3冊、短編小説2冊、小説1冊である。

 

本を読んで収穫だったのは、「千里の道も一歩から」が体感できたことだ。

本を読み始める前は「こんな厚い本、どれぐらい時間がかかるのだろう」と思っていたが、10分も経つと思ったよりページが進んでいることに感心した。

少しでも歩いていればいつか目的地にたどり着けるということが、肌感で理解できたのだ。

 

もう一つは「読書ーズ・ハイ」になったことである。

所謂ゾーンというやつだ。

読書ーズハイになると、するすると活字を読めるようになり、本を手放したくなくなる、という状態にまでなった。

 

あとは、文章を理解するための「読解力」、自分の書いた文章がおかしくないか判断する「文章力」、単純に「知識」。

この辺が得られればいいなあ。

 

どうせ暇つぶしなんだし、気楽に読み進めていくことにする。